最近注目されている、高い美容効果をもたらしてくれる食材“ スーパーフード ”。
“ スーパーフード ”とは、1980年代頃のアメリカやカナダで、食事療法を研究する医師や専門家の間で、有効成分を突出して多く含む食品に対して「スーパーフード」という言葉が使われはじめました。
チアシードの美容効果
そのスーパーフードの中でも、最大の注目株は“ チアシード ”でしょう、アメリカで大人気のすごい食材です。
チアシードとは、ミント属の植物で、古代マヤ・アステカでの食糧源でした。
そのチアシードが実は、現代人に不足しやすい栄養素をたっぷり含んでいることが分かったんです。
ダイエットや美容解消はもちろん、免疫力工場や骨粗しょう症予防、さらには心や頭の健康まで、体の美容と健康をオールラウンドでカバーしてくれる、文字通りのスーパーフードなのです。
☑チアシードの歴史
チアシードは、中央メキシコでは、紀元前1000年前くらいから主要農産物でした。
栽培は16世紀まで続いていたのですが、スペインが占領したあとは、アステカの宗教と関連がある、として禁止されました。
しかしチアシードには、1日大さじ1程度を食べれば、1日生きながらえることができる、という言い伝えがありました。
これはすごいことです。
戦士たちは、チアシードをスタミナ源として、使ってきたのです。
アステカでは薬用効果なども期待されていたようですね。
☑チアシードの特質
チアシードのなにがすごいって、一番は取扱の手軽さです。
調理する必要はありません。
他の食材と混ぜるだけで、カンタンに使えるんです。
水分を含むと、チアシードのまわりがゼリー状になります。
チアシード1杯(12g)あたりのカロリーは58lcalです。
栄養素はタンパク質2g、食物繊維4.1g、カルシウム76㎎、マグネシウム40㎎、鉄分0.93㎎、亜鉛0.55g。
オメガ3脂肪酸が2.14g含まれています。
特に、食物繊維が豊富に含まれていることが分かります。
チアシードに含まれる栄養素を見ていきましょう。
★食物繊維
食物繊維は男女ともに摂取量が不足しがちな栄養素です。
でもチアシードなら、食物繊維をなんと4.1gも含むので、不足をカバーしやすくなります。
同じグラム数なら、玄米には0.5g、大豆には2.2gしか含まれていません。
これはすごいです。
食物繊維は満腹感の維持やダイエットに役に立ちます。
便秘解消や血糖値の変化をゆるやかにしてくれます。
★オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、心臓の健康、心や頭の健康に大切だとされる栄養素です。
チアシードなら、オメガ3脂肪酸を2.14gも含みます。
オメガ3脂肪酸が多いと知られているクルミは、同じカロリー分を食べても、0.8mgしかとれないのです。
オメガ3脂肪酸のタイプが違いますが、動物性の中でたくさん含まれているサバも、同カロリーなら0.4~1gしか含まれていません。
チアシードは現代人に不足しがちな栄養素をしっかり補って、心身の健康を維持するのに役立ってくれるスーパーフードです。
他の食べ物に混ぜるだけで食べられるので、毎日食べて、美容と健康のキープに役立てたいですね。